正月に痛めた左膝が思いのほか重傷で、今春はカンボジアにも行かれませんでした。歩くのもままならず重いものは持てずスポーツも山歩きも論外、とあってすっかり体力に自信を無くしてしまいました。プールには通えるようになりましたが、足の痛みはまだ残っています。これからぼちぼち筋トレをはじめる予定ですが、仕事はしばらくできそうにありません。ということで、こちらのサイトも期限なしでお休みすることにしました。ごめんなさい。
右足は痛くないのでドライブはOK。先日走った霧ヶ峰はレンゲツツジの花盛り。写真は車山肩の小屋付近から八島が原湿原方面を見たところです。このオレンジ色のじゅうたんが、来月中旬にはニッコウキスゲの黄色に塗り替えられるんですから自然は偉大です。一時期鹿の食害で減少したニッコウキスゲですが、鹿避け柵の設置や地域の小学校で行われている育苗プロジェクトでかなり回復しているのだとか。今年は大群落が見られるかもしれませんね。でもそこには一つ落とし穴が・・・・・・。
散策中に出会った自然観察ボランティアの方の話では「ニッコウキスゲは昆虫が余り寄らないから、ニッコウキスゲだけを保護したり増やしたりすると結果として他の高山植物が減り、その蜜を吸う昆虫が減り、その昆虫を食べる野鳥が減り・・・」とこの地域の生態系が壊れる恐れがあるのだそうです。中々に奥が深く難しく、考えさせられる話でした。